耳を塞がずに音楽を楽しめる少し変わったイヤホン

耳を塞がずに音楽を楽しめる少し変わったイヤホン「アンビー サウンドイヤカフ」がある。2月に発売した際、4日間で初回生産分が完売して注目を集めた商品で、このほど販売が再開された。

 「聴きながら、コミュニケーション」をコンセプトに開発された商品で、耳の穴に出力部分を入れることなく、耳たぶに挟み込むようにして使う。耳を塞いでいないので、従来のイヤホンなどでは聞き取りづらかった、車の接近音や駅のアナウンス、仕事中の同僚からの呼びかけなど周辺の音が聞こえ、そのまま会話もできる。

 開発、販売するambiehttp://fahweoriuaoie.asks.jp/750.html
http://fahweoriuaoie.asks.jp/325.html
(アンビー、東京都港区)は、投資ファンドの「WiL」と「ソニービデオ&サウンドプロダクツ」が共同出資して今年1月に設立された。アンビーのディレクター、三原良太さんは、従来の音楽に「没入」して聞くスタイルから、何かをしながら音楽を添えたり、気分を高めるための「ながら聞き」をするデバイスを提供したい、という思いで開発したという。「耳を塞がないということで、骨伝導のような技術を使うことも考えたが、音質や価格面で不安があった」。このため、筒を使って音を出す「音導管設計」という既存の技術を用いた。

 音楽を「聞きながら」でも、ランナーが車の音を聞ける、帰宅時の夜道で周辺の音が聞こえる--など安全・防犯に活用できるほか、赤ちゃんがいる家庭で家事をしながら音楽を楽しみたいパパやママも利用できそうだ。

 全6色で、5500円(税別)。同社WEBサイトでの通信販売のほか、蔦屋家電などで販売中。【村田由紀子】

http://www.freeml.com/bl/15718741/352346/
http://www.freeml.com/bl/15718741/352347/